陶器と漆の出会い。その始まりは、はるか縄文の時代に遡ります。近代でも明治期までは主に欧米への輸出品として陶器に漆を塗り、蒔絵を施した「陶胎漆器」が盛んに作られていました。しかしながら、化学製品の台頭もあり、次第にその技術は衰退の一途を辿りました。
そんな陶胎漆器の復活を試み、2021年の初の二人展で制作・発表した「馬香炉」は、2022年バチカン美術館に寄贈され、2023年に正式に美術館の所蔵品として登録されることが決定しました。 二度目となる本展では、馬香炉をはじめ新作の陶胎漆器も発表いたします。
※売上の一部は、職人文化の継承に取り組むNPO法人ROLEへ寄付させていただきます。
入場は無料です。
皆さまのご来場、お待ちしております。